ちいさな店先で

わがままびとの妄想です。

助け合い

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先日、駅で停車中の電車に乗っていると突然「待って、落ちた落ちた!!」という悲鳴に似た大声が聞こえてきた。何事かと覗いてみると駅のプラットフォームと車両の隙間に3.4歳の女の子がストンと落ちてしまったようだ。

その駅は以前から隙間が大きく危険とは感じていたが、まさか子供が落ちてしまうとは衝撃だった。

もちろんすぐに発進は取りやめ、女の子のお母さんは軽いパニック状態で隙間からは子供の泣き声、そして人だかりが周囲を囲む不謹慎ながら奇妙な光景となった。

幸いにも周囲の助けもあってすぐに女の子は引き上げられた。ワンワン泣きながらも呼びかけに応じてしっかり手を伸ばした女の子も立派で大きな怪我もなく大事に至らず本当に良かったと思う。事件が解決すると人だかりは何事もなかったように解散し、簡単な安全確認の後に運行はすぐに再開した。この一連の所動がわずか5分で済んでしまうというのも手際の良さも何だかシュール、誰一人として無駄のない秩序だった行動をしていた。

凄いなと思ったのは大声で叫んだ女性の存在。大声かつ何が起きたかがハッキリ分かる言葉選びで危険を周囲に知らせていた。反射的に大声を出すことは簡単なようで冷静な判断力と瞬発力を要する行動だと思う。自分に置き換えたらびっくりしすぎて逆に出来なかったはずだ。そしてその場で成り立つ連携にも驚かされた。一瞬で他人と連携して行動し、事が済んだら何事も無かったように解散する。フラッシュモブでも見ているかのような手際の良さと連携プレーがそこにあった。こういう小さな助け合いで社会は成り立っているのだろう。

明日は我が身だ。女の子の立場にも、お母さんの立場にも、とっさに声をあげた女性のような立場にもなりうる。常日頃から足元には気をつけて歩こう、そして困っている人がいたら臆せず行動できる人間になろう、そんなことを思う小さな事件だった。

不謹慎にネタ的に書いてしまったが私も僅かながら救出に助力したのでまあ良しとして下さいな。